天竜堂

遠近両用メガネを作ったけれど使えなかった

遠近両用メガネを作ったけれど使えなかった

60代女性

ご相談内容

初めて遠近両用メガネを作ったが、足元が怖くて結局使わなくなってしまいましたという60代の女性のお客様。数か月前に遠近両用メガネを作製されたものの、「揺れる感じがする」「手元も思ったより見づらい」と感じ、普段は以前のメガネに戻して生活されていました。

「もう遠近両用は自分には合わないのでしょうか。」というご相談でご来店いただきました。

ご来店時の状況

  • 年齢:60代女性
  • 初めての遠近両用メガネ
  • 日常生活では車の運転や買い物が多い
  • 新聞やスマートフォンを見る時間も長い
  • 作製した遠近両用メガネはほとんど使用していない

お話を伺うと、

  • 歩くと床が浮いて見えるような感覚がある
  • 階段で不安を感じる
  • 手元を見ると顔を大きく動かさなければならない
  • 遠くも近くも何となく見づらい

という状況でした。

実施した測定

天竜堂では、遠近両用メガネが使いづらい場合、単にレンズの度数だけを見るのではなく、お客様の生活スタイルや普段見る距離、メガネの掛かり方なども確認します。

今回実施した主な測定
  • 問診
  • 現在お使いのメガネの確認
  • 他覚屈折検査
  • 自覚屈折検査
  • 完全補正度数の確認
  • 利き目の確認
  • カバーテスト(眼位検査)
  • 両眼視機能の確認
  • 読書距離・スマートフォン使用距離の測定
  • フレームのフィッティング確認

測定で分かったこと

詳しく測定・確認した結果、現在の遠近両用メガネは、度数そのものだけでなく、お客様の生活スタイルとのバランスが合っていないことが分かりました。

特に、

  • 遠くを優先した補正になっていた
  • 普段の読書距離やスマートフォンの距離と加入度数が合っていなかった
  • フレームの掛かり方が変化し、見え方に影響していた

という点が確認されました。

これらが重なることで、「遠近両用は使いづらい」という印象につながっていたと考えられました。遠近両用メガネは、レンズの種類だけでなく、遠方の度数や加入度数、レンズ設計、フレームの形状、フィッティングなど、さまざまな要素が見え方に影響します。

ご提案したメガネ

今回は、お客様が日常生活の中で「何を、どのくらいの距離で見ることが多いのか」を重視して、新しい遠近両用メガネをご提案しました。

  • 完全補正度数をもとに遠方の度数を見直し
  • 読書やスマートフォンを見る距離に合わせて加入度数を設定
  • 使用目的に適した遠近両用レンズを選定
  • フレームを調整し、レンズ本来の性能が発揮できるようフィッティングを実施

「遠く・中間・近く」のどこを重視するのかを、お客様の生活スタイルに合わせて考えながらメガネを作製しました。

ご使用後のご感想

約1か月後の点検では、「以前より自然に歩けるようになりました。新聞もスマートフォンも楽に見えます。最初に遠近両用を作った時とは全然違います。」というご感想をいただきました。
※見え方や感じ方には個人差があります。

眼鏡作製技能士からの
アドバイス

「遠近両用メガネを作ったけれど使えなかった」というご相談は、決して珍しいものではありません。しかし、その原因が必ずしも「遠近両用レンズそのものが合わない」とは限りません。
度数や加入度数、レンズ設計、フィッティング、そして普段どのような距離を見ることが多いのかなど、さまざまな要素が関係していることがあります。

天竜堂では、お客様のお仕事や趣味、普段の生活環境まで丁寧にお伺いし、一人ひとりの使い方に合わせた遠近両用メガネをご提案しています。「遠近両用は自分には合わない」とあきらめる前に、お気軽にご相談ください。

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