夏の汗や湿気から補聴器を守るお手入れ術

浜松市と磐田市に3店舗と2店舗の系列店のあるメガネと補聴器の専門店天竜堂です。静岡県西部・遠州地方(浜松市・磐田市)は、夏になると高温多湿な日が続きます。特に7~8月は、平均気温が25~28℃、平均湿度は約76~77%と非常に蒸し暑く、補聴器にとって過酷な季節です。
汗や湿気は、補聴器内部の精密な電子部品にダメージを与える大きな原因。音がこもる・雑音が増える・突然聞こえなくなる…といったトラブルも夏場には多く発生します。今回は、そんな夏でも安心して補聴器をお使いいただくためのお手入れ方法をご紹介します。
なぜ補聴器は汗や湿気に注意が必要?
補聴器は耳に装着するため、汗や皮脂、湿気の影響を直接受けやすい機器です。湿気が内部に入ると、「金属部品の腐食」「電子回路の不具合」「音のこもりや雑音の発生」といったトラブルが起こる可能性があります。
遠州地方の夏は夜間でも湿度が高く、屋内でも結露や湿気による影響を受けやすいのが特徴です。
参考:遠州(浜松・磐田)の気候データ(平年値)
浜松市:7月平均気温 約26.3℃、8月 約27.8℃、平均湿度 76~77%
磐田市:7月平均気温 約25.4℃、8月 約26.8℃、平均湿度は浜松同様に高め
※出典:気象庁平年値データ
このように、夏の遠州は「高温+高湿」のダブルパンチで、汗や湿気対策を怠ると補聴器トラブルが増える傾向があります。
夏のお手入れ4つのポイント
ポイント1 補聴器の毎日の拭き取り
使用後は、柔らかく乾いた布やティッシュで補聴器全体を拭きましょう。拭く際には、力を入れすぎず、やさしく汗や皮脂を取り除きます。
ポイント2 乾燥ケース・乾燥機の活用
就寝時や使用しない時は、必ず補聴器を乾燥ケースに入れましょう。夏場や汗をかきやすい方は、電気式の補聴器乾燥機を使うとより効果的です。
ポイント3 耳せん(イヤチップ)の洗浄
耳せん部分は耳垢や湿気がたまりやすい場所です。耳せん部分を取り外して水洗いできるタイプなら、定期的に洗ってしっかり乾燥させてから使いましょう。
ポイント4 店舗での定期的なメンテナンス
天竜堂では、補聴器のクリーニング・点検を無料で行っています。内部の湿気や汚れを専門機器で取り除きます。補聴器は、月1回程度の定期的なメンテナンスがおすすめです。
補聴器故障について実際にあった事例を紹介します
・補聴器故障事例A(耳掛け型)
症状:片耳が突然聞こえなくなった
原因:汗が内部に浸入し、マイク部分が湿気で不具合
対応:メーカーによる分解清掃+内部乾燥で回復
・補聴器故障事例B(充電式耳掛け型)
症状:充電器に置いても反応しない
原因:充電接点の結露と腐食
対応:接点クリーニングと乾燥で回復
・補聴器故障事例C(耳あな型)
症状:音がこもる、音量が小さい
原因:耳垢と湿気で音孔が詰まっていた
対応:フィルター交換とクリーニングで回復
まとめ
浜松・磐田の夏は、補聴器にとって汗と湿気という大きな試練の季節です。しかし、日々のお手入れと正しい保管、定期的なメンテナンスで快適にお使いいただけます。
「最近聞こえ方が変わった」「雑音が増えた」と感じたら、自己判断せず、ぜひ天竜堂までご相談ください。私たちは地域密着の補聴器店として、補聴器をベストな状態に保つお手伝いをいたします。
この記事はわたしが書きました

大場康貴(おおばやすたか)
有限会社天竜堂 認定補聴器技能者、1級眼鏡作製技能士
大学を卒業後、眼鏡店に就職。眼鏡・補聴器の資格を取得し現在に至る。眼鏡・補聴器を通して地域の方のお役に立てるよう日々精進しております。