補聴器の「故障かな?」と思ったら試したい5つのセルフチェックと対処法
浜松市と磐田市に3店舗と2店舗の系列店のあるメガネと補聴器の専門店天竜堂です。補聴器を使っていて「急に音が聞こえなくなった」「変な音がする」といったトラブルが起きると、故障したのではないかと焦ってしまいますよね。しかし、実はちょっとした確認やお手入れで解決できるケースも多いです。
今回は、補聴器によくある5つの症状と、修理に出す前に施設やご自宅でできる簡単な対処法を分かりやすくまとめました。
音が出ない
「まったく聞こえない」というときは、まず電源まわりと音の通り道をチェックしましょう。電池切れや消耗の可能性があるので新しい電池に交換してみてください。それでもダメな場合には念のためプラス(+)とマイナス(ー)の極性が正しく入っているか電池の向きを確認してください。
ほかには、音の経路の目詰まりが考えられます。耳あかなどが詰まっていると音が聞こえません。定期的に汚れを取り除きましょう。
それでもダメならどうしたらいい?
上記を試しても音が鳴らない場合は、内部の故障の可能性があります。その場合にはお買上店舗までご相談ください。
音が小さい
「音は出ているけれど、いつもより明らかに小さい」という場合も、原因は「音が出ない」ときと似ています。ですか、電池の消耗をまず確認してください。電池残量が減っていると出力が弱まります。新しい電池に変えてみましょう。
ほかにも音の経路の目詰まりが考えられます。完全に塞がっていなくても、一部が詰まっているだけで音が小さくなります。汚れを点検・除去してください。

変な音がする(雑音など)
「ザーザー」「ガサガサ」といった普段と違う変な音が聞こえるときは、電気系統のトラブルが疑われます。音が出なかったり小さかったりするのと同様にまずは電池の消耗を確認してください。電池が減ってくると動作が不安定になり、雑音が出ることがあります。まずは電池交換を試してください。
また、電気的な接触不良も考えられます。電池を入れる部分の接触が悪い可能性があり、改善しない場合は修理が必要です。

ピーピー音が止まらない(ハウリング)
補聴器特有の「ピーピー」という音(ハウリング)。これは故障ではなく、音が漏れて再びマイクに入ってしまうことで起こります。
耳せんやイヤーモールドが正しく耳に入っていなかったり、チューブが緩んだりしていませんか?正しく装着し直すか、劣化している場合はパーツを交換することで改善するケースも多いです。ハウリングが改善しない場合は耳栓のサイズ変更やイヤーモールドの作り直しが必要かもしれません。
また、音量が大きすぎるとピーピー鳴りやすくなります。正しいボリューム位置になっているかを確認してください。

電池カバーが閉まらない
「電池カバーがどうしても閉まらない!」というときは、力任せに閉めると破損の原因になります。今まで問題なかった電池カバーが閉まらなくなる場合には、電池の向きが逆という事が考えれられます。逆向きに入っていると、カバーが閉まらない設計になっていることがありますので、向きを確認したうえで正しく入れ直しましょう。
また、小さなゴミやほこりなど電池室に異物が挟まっていると電池カバーが閉まらない場合があります。ゴミやほこりが挟まっていないか点検し、取り除いてください。

注意点
これらの対処法を試しても症状が改善しない場合は、内部の本格的な故障の可能性があります。それ以上は触らず、補聴器販売店またはメーカーへ点検・修理を依頼してください。
また、機種ごとの詳細な扱い方については、必ず事前にお手持ちの取扱説明書を確認してください。
この記事はわたしが書きました

鈴木学(すずきまなぶ)
有限会社天竜堂 認定補聴器技能者
高校を卒業後、眼鏡店に就職。補聴器の資格を取得し現在に至る。眼鏡・補聴器を通して地域の方のお役に立てるよう日々精進しております。

