天竜堂

2026.10.14

「補聴器をつけると音がうるさい」はなぜ?初めての補聴器に慣れるまで

浜松市と磐田市に3店舗と2店舗の系列店のあるメガネと補聴器の専門店天竜堂です。「補聴器をつけると、周りの音まで大きく聞こえてうるさい」と、補聴器を初めて使う方から、このようなお声をいただくことがあります。会話は以前より聞き取りやすくなったのに、エアコンの音や食器の音、車の走行音など、今まであまり気にならなかった音まで聞こえてくる。「こんなにいろいろな音がしていたの?」「音が多くて疲れる」「補聴器を外したほうが楽かもしれない」そう感じる方もいらっしゃいます。

しかし、「補聴器をつけるとうるさい」と感じることは、必ずしも補聴器が合っていないということではありません。そこで今回は、補聴器を初めて使うときに音がうるさく感じる理由と、補聴器に少しずつ慣れていくためのポイントについてご紹介します。

なぜ補聴器をつけると「音がうるさい」と感じるの?

補聴器をつけると、これまで聞こえにくかった音が再び耳に入ってくるようになります。

例えば、
・エアコンや換気扇の音
・冷蔵庫などの生活音
・食器が触れ合う音
・紙をめくる音
・ドアの開閉音
・車の走行音
・周囲の人の話し声
など、普段の生活の中にはさまざまな音があります。

聞こえにくい状態が長く続いていると、こうした音をあまり意識しなくなっていることがあります。そこに補聴器をつけることで、今まで聞こえにくかった音が再び聞こえるようになるため、最初は「音が多い」「うるさい」と感じることがあるのです。

これは、暗い場所から明るい場所へ出たときに、最初はまぶしく感じることにも少し似ています。目が明るさに慣れるまで少し時間がかかるように、補聴器を使い始めたばかりの頃は、耳だけでなく脳も新しく聞こえてきた音に少しずつ慣れていく必要があります。

なぜ補聴器をつけると「音がうるさい」と感じるの?

「よく聞こえる」と「快適に聞こえる」は違います

補聴器は、単純にすべての音を大きくすればよいというものではありません。会話が聞こえるようになっても、周囲の音が気になりすぎて補聴器を外してしまっては、十分に活用することが難しくなります。

大切なのは、「聞こえるようになること」と「その音を無理なく受け入れられること」の両方です。そのため、補聴器を初めて使う方の場合は、最初からすべての音を十分に聞こえる状態にするのではなく、音の感じ方を確認しながら少しずつ補聴器を調整し、聞こえに慣れていくことが大切になります。

補聴器は「少しずつ慣れる」ことが大切

補聴器を使い始めたばかりの方にとって、急に多くの音が聞こえるようになることは負担になる場合があります。そのため、当店では最初から無理に音を大きくするのではなく、お客様の聞こえの状態や音への慣れ方を確認しながら、少しずつ調整を行っていきます。

実際に補聴器を使っていただき、「会話は聞き取りやすくなったか」「どんな音が気になるのか」「どんな場所で聞き取りにくさを感じるのか」などを確認します。そして、その内容をもとに補聴器を調整し、再び実際の生活の中で使っていただきます。

使ってみる → 音の感じ方を確認する → 調整する

この流れを繰り返しながら、少しずつ補聴器の音に慣れ、より快適な聞こえを目指していきます。

補聴器は「少しずつ慣れる」ことが大切

「うるさいから補聴器が合わない」とは限りません

補聴器をつけて音がうるさいと感じると、「自分には補聴器が合わないのではないか」と思ってしまうかもしれません。しかし、補聴器を使い始めたばかりの頃は、これまで聞こえにくかった音が急に聞こえるようになるため、違和感を覚えることは珍しいことではありません。

もちろん、必要以上に我慢をする必要はありません。「どのような音が気になるのか」「どんな場所でうるさく感じるのか」をお聞きしながら、補聴器の設定を確認し、その方に合わせて調整していくことが大切です。気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。

「うるさいから補聴器が合わない」とは限りません

補聴器は実際の生活の中で試すことが大切

補聴器は、お店の中で少し試しただけでは、本当に自分に合っているか判断することは難しいものです。ご自宅で家族と会話をするとき、テレビを見るとき、買い物に出かけたときなど、実際の生活の中で使ってみることで初めて分かることがたくさんあります。

「会話は聞きやすくなったけれど、この音が少し気になる」「家の中では大丈夫だけれど、外出先では聞き取りにくい」このような実際の体験をもとに調整を繰り返すことで、その方に合った聞こえに近づけていくことができます。

当店では、補聴器をいきなりご購入いただくのではなく、まずは3か月間、補聴器をお試しいただけます。ただ補聴器をお貸しするだけではありません。実際の生活の中で補聴器を使っていただきながら、定期的にご来店いただき、聞こえの状態や音の感じ方を確認します。

もし、「少しうるさく感じる音がある」「もう少し会話を聞き取りやすくしたい」「この場所では聞き取りにくい」といったご相談があれば、その都度、補聴器を調整していきます。そして、少しずつ音に慣れていただきながら、3か月間じっくりお試しいただいたうえで、「これなら使い続けられそう」とご納得していただいてから、ご購入いただけます。

補聴器に慣れることも、聞こえを取り戻すための大切なステップです

補聴器をつけ始めたばかりの頃に、「音がうるさい」「いろいろな音が気になる」と感じることがあります。しかし、それだけで「補聴器が自分に合わない」と判断する必要はありません。聞こえにくかった音が再び聞こえるようになったことで、最初は違和感を覚えることもあります。

大切なのは、無理をせず、実際の生活の中で補聴器を使いながら、少しずつ音に慣れていくことです。そして、音の感じ方や聞こえ方を確認しながら、必要に応じて調整を繰り返していくことで、より快適に補聴器を使えるようになることを目指します。

「補聴器をつけると音がうるさい」「補聴器を使ってみたいけれど、ちゃんと慣れるか心配」…そんな不安をお持ちの方も、まずは実際に試してみることから始めてみませんか?当店では、一人ひとりの聞こえや生活環境に合わせながら、補聴器に少しずつ慣れていただけるようサポートしています。3か月間じっくりお試しいただき、納得してから補聴器をご購入いただけますので、補聴器について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

補聴器に慣れることも、聞こえを取り戻すための大切なステップです

この記事はわたしが書きました

大場康貴(おおばやすたか)

有限会社天竜堂 認定補聴器技能者、1級眼鏡作製技能士

大学を卒業後、眼鏡店に就職。眼鏡・補聴器の資格を取得し現在に至る。眼鏡・補聴器を通して地域の方のお役に立てるよう日々精進しております。

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