天竜堂

顧客満足度を向上させるCS講習を実施しました!

先日、お客様によりご満足いただくためのCS(顧客満足度)講習を実施しました。 この講習は、お客様へのサービス品質をさらに向上させ、皆様に「また利用したい」「知り合いにも勧めたい」と思っていただけるよう、全スタッフがお客様目線に立って学びを深めることを目的としています。

現代社会において、お客様のニーズは多様化し、期待値も高まっています。 ただ単に商品やサービスを提供するだけでなく、お客様一人ひとりに寄り添い、期待を超える価値を提供することが、私たちにとって最も大切な使命だと考えています。

今回の講習では、お客様の心を動かすための具体的な「言葉の選び方」や「立ち居振る舞い」についてアドバイスがありました。お客様への感謝の気持ちを再確認し、サービス品質を一段と高めるための重要な一歩となりました。 私たちは、今回の学びを日々の業務に活かし、お客様一人ひとりに「最高の体験」をお届けできるよう、全スタッフが心を込めてサービスを提供してまいります。

今後も定期的にCS講習を実施し、お客様のご期待を超えるサービスを提供できるよう、常に学び、進化し続けていくことをお約束いたします。
お客様からのご意見ご要望も、今後のサービス向上に活かしてまいりますので、どうぞお気軽にお声をお聞かせください。          Y.I

手作りの天竜堂社員教育

皆さんこんにちは天竜堂の内山です。

3年前より社員に眼鏡の勉強会を基本マンツーマンで教えてきました。これは、ここ数年私が社長として一番時間と労力をかけている事です。

ひとり1回あたり20分~2時間、長い時は3時間以上かかります。それをやらない月もありますが、大体ひとりにつき月1回から多い時は4.5回実施しています。

私が教える方は基本社員とパートさんです。社員の皆さんは私が声をかければ時間を作り講義を受けますが、私は同じ内容を10人以上に対してやっているので×人数分の労力と時間をかけています。

教本は専門学校や眼鏡作製技能士の生涯教育、各レンズメーカーの資料など、様々なものを調べ、場合によっては自分で説明しやすいように資料を作ることも少なくありません。

メガネの勉強って実は医学的なことや光学的なこと、素材的なもの、広い範囲と深い知識がないとなかなか難しいんです。

じゃあ眼鏡屋って専門知識がないとできない仕事なの?よく聞かれますが、実はそうでもない。仮に『資格』=『深い知識』と定義すると、資格がなくても眼鏡屋さんってできます。そこまで深い知識がなくてもできてしまうお仕事なんですよね。

マニュアルを用意することで、そこまで詳しい知識がないアルバイトさんでも目の検査している会社もあります。それが悪いとは私は思いませんし、むしろ組織化されてすごい会社と思っています。

眼鏡の資格は国によっても考え方が違います。メガネを作成する資格がないと販売できない国も多々あります。アメリカ、ドイツ、フランスなど、先進国では多いです。この話は歴史もあり、長くなるのでひとまずまとめると日本では資格がなくても眼鏡屋さんはできます。


じゃあ、天竜堂は資格を取っている社員しかいないの?って思いますよね。この眼鏡の資格は昔から私も持っていますが実際は弊社でも眼鏡作成士の資格を持っている社員の方が少ないです。そのため、眼鏡の勉強会私自らがマンツーマンで行っているとも言えます。

自分が社長になり、13年ほど経ちますが、いつも様々なビジネスモデルを見たり研究したり自分の中で試行してきました。

『天竜堂のビジネスモデルは?』と自問すると、メガネは低価格も高価格もあり価格差は10倍以上です。その価値は何かを考えます。眼鏡屋さんはアパレルのように右から左の商売ではなく、技術で付加価値をつける事がやりやすいビジネスモデルです。

メガネの付加価値(技術)のひとつが『目の検査』です。この結果をきちんと反映できるかどうかで見え味が全く違います。メガネの見え味の6割が目の検査で決まると言っても良いでしょう。ですから、私が天竜堂のビジネスモデルを作るときに『日本一の技術力』を目標にしてきました。

日本一の技術力を持つことは、すなわち『日本一の付加価値ができる眼鏡屋さん』になれます。これが自分一人なら自分が勉強すればいいのですが、会社としてということを考えると自分だけではダメなんですよね。

それが経営の難しいところ。天竜堂のビジネスモデルは「天竜堂としての価値を高めるための社員教育が必要」です。

ここ3年間はメガネの知識をかなり広く深いレベルまで社員に落としこむ作業を一所懸命にやってきました。「教育なら社長じゃなくて社員や外部機関に任せればいいじゃない?」と色々な経営者からご指摘を頂きました。

確かにそうです。それを試行錯誤もしました。ただ、会社の規模、教育の内容量質などの理由で現在の天竜堂には合わなかったと言えます。

最近は社員が自分の子供のように思えてきました。子供は様々です。素直な子。頑固な子。言わなくても自分でできる子。言ってやる子。言って一つ一つ教えてやっとできる子。それでもできない子。言って理解できるのにやらない子…

子供は様々です。これは大人の社員も同様です。教育は教え手のイメージ通りにいかないことも多いです。親である以上、子供の将来を考え、優しくするだけではなく、叱る厳しさも必要だと思います。

その本質は愛情です。社員教育も愛情がないと当社の場合には難しいと思ったのです。社員に対して一番愛情を持てるは自分だと思ったからこそ自分が直接してきました。

長文で偉そうに書いてしまいました。ですが、それを3年間続けてきたという事実があります。

継続して自分の気づきもありました。アウトプットをすることにより自分のレベルも上がり、この分野ではかなりの知識量と教え方がうまくなりました。講師としても食べていけるなと勝手に自負しています。(笑)

また社員に教えていくとどんどん教えたい事が深まりゴールが遠くなり、3年経った今でも私の目指すゴールのやっと6割くらいです。この先何年かかるのかなーと道の長さをふと考えます。

それらが天竜堂の技術なのです。技術力があるからこそレンズやフレームメーカーさんも安心して天竜堂に商品を提供できます。技術力の他にも接客力や補聴器販売、コンタクト販売と考えるだけで膨大です。

天竜堂の技術力をお客様のために発揮すれば価値ある商品がご提供できる。それが「ちゃんとしたメガネ」だと私は思います。

「素人が天竜堂に入社しても日本一の技術力の眼鏡屋さんになることができる」そういう会社になれば、天竜堂は眼鏡屋を超えた地域ナンバーワンの教育的価値ある会社になれます。それが私の今の夢、目標です。

今後は私のこうした取り組みを定期的にご紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

有限会社天竜堂 代表取締役 内山淳

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